庭の椿が咲いています。
伊豆大島などでは椿の花を天ぷらにしていると聞きました。
庭に植わっているのは野生のヤブツバキではなく品種改良されたツバキですが、ちょいと食べてみましょうか。
椿の葉も採りましたが、使うの忘れました。
右側のフキは佃煮にして、フキの葉むすびにまぜました。
まずは椿の花びらを一枚ずつ丁寧にはずしていきます。
この時に折れがあると線状に変色しますので、ボールに水をためておいてそこに花びらを落としていったほうがクッションかわりになっていいかなと。
生のまま食べてみました。
エグッ
はい、苦味があります。でも、その苦味の後ろには、子供の頃庭で摘んで舐めていた椿の蜜の味もするんですよね。
この苦味を抜きたいなと思い、茹でてみることにしました。
この時も傷をつけないように網杓子を使って丁寧に。
熱を加えると色が褪せましたね。
なので甘酢漬けにしてみます。色が復活して濃くなりますから。
茹でながら時間をおいて一枚ずつ食べて味のチェック。
うーん、苦味、消えませんね。。。
結構長く、たぶん5分くらいゆでてみましたが、苦味はきえませんでした。そして椿の蜜の味は消えました。残念。
ゆでたあと水に放って熱を取り、水分きってから甘酢に漬け込みました。
この日の晩ご飯はこんな感じ。
野草尽くしな晩ご飯ですが、今は椿料理だけ記します。
茹でたカンゾウの葉の上に、椿の花の甘酢漬けをのせました。
甘酢に漬け込むと苦味が減り、食べやすくなりましたね。
綺麗な花びらを数枚残しておき、生のまま天ぷらにしてみました。
丸ごと揚げる料理もネット検索で見ましたけれど、花びらの付け根に衣がたまってもったりとしそうでしたのでやめました。
味はまったくありません。
けれど彩りが素敵ですので、他の天ぷらの添え物として良い仕事をするかなと思います。
花びらを甘酢に漬け込んだのは3月26日。
それから今日までちょこちょこと使ってみました。
椿の甘酢漬けを千切りにして、切った水菜とあわせてサラダに。
塩もみした大根とあわせて紅白に。
こちらは茹でたもやしとあわせて甘酢和えにしてあります。
上の甘酢和えが残りましたので、キュウリの千切りをプラスして甘酢の量も増やし、周りに水菜を置いてみました。
椿の花の甘酢漬けですが、日数が経つにつれ、苦味が減り、今では単品で食べても苦味をほとんど感じなくなってきました。
ただ、残念なことに、味もありません。
ですが、色が本当に綺麗ですので、アクセントに加えるといいかなと思います。
保存目的で次は白梅酢に漬け込んでおこうかな。
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