ノゲシと言っても麻薬成分のある芥子の仲間ではありませんよ。
食べて美味しい野草を庭にはやしています。
暖かくなりはじめましたので、ぐんぐんと花茎をのばしてきました。
ハルノノゲシの正式名称は「ノゲシ」です。
でもただノゲシと発音すると芥子と間違えられてしまうかなと思い、私はいつも「ハルノノゲシ」と呼んでいます。
ノゲシとよく似た植物で、「オニノゲシ」という植物もあります。
葉についているトゲトゲがハルノノゲシよりも強いですが、アザミと違ってゆでるとトゲが柔らかくなり、まったく問題なく食べることができます。
それから、秋にでてくる「アキノノゲシ」。
どれも同じように料理することができますが、でもやっぱりハルノノゲシのほうが食べやすいかなと思ってみたり。
ノゲシの茎は中空です。
折り取って収穫する際、「ポンッ」と音がします。
同じキク科で「ヨブスマソウ」という山菜があり、別名は「ポンナ」。
折り取るときに「ポン」と音がするからだそうです。
ヨブスマソウはまだ収穫したことがありませんが、たぶんノゲシと同じ感じなのかなーと想像してみたり。
収穫したノゲシです。
葉がトゲトゲしていてなんだか痛そうに見えますね。
収穫の時にポンと音がしましたが、茹でているときもポンやパチンと音がして結構にぎやかです。
茹で終わったら水にさらします。
葉のトゲはもうシナシナです。
いつもは鮭フレークとあわせてパスタにするのですが、もう少しレパートリーを増やしたいので、今回はまずはそのまま試食してみました。
葉のほうを試食。うん、苦味がありますね。
フキの葉のような苦味ですが、フキのような香りはありません。
この味でしたらちょっと濃いめのクリーミー系なソースがあうかなどうかな。
次に茎を試食。
茎のほうが苦味が少ないですね。
それでも苦味はありますが、野菜の味に近いです。うま味があります。
マヨネーズ、醤油をつけて試食。
葉の部分に醤油またはマヨネーズをつけて食べてみたところ、苦味をあまり感じなくなりました。
茎のほうは、若干残る苦味が葉よりも違和感ありました。
炒め物などはまた後日するとして、お昼でしたのでチャーハン作りました。
具材はノゲシと鮭フレーク、ご飯です。
使った材料はこちら。
左のチャーハンはポルチーニドレッシング味、右はいしる味です。
ドレッシングでチャーハン? はい、ポルチーニの味が強くてドレッシングとしてはあまり好きでなく、余っていたので使ってみました。
ドレッシングチャーハンのほうは、後ろでかすかにポルチーニの味がします。
食べていると、なんか変わった味がするなーという程度。
食べやすさはいたって普通。
いしるチャーハンのほうは、ごく普通に食べるチャーハンの味です。
両方とも、炒めたらノゲシの苦味がなくなりました。すごく食べやすいです。
そして、ノゲシのシャキシャキ食感がとてもGOOD♪
パスタの時もそうですが、ノゲシって炭水化物系にあうのかしら?
収穫して茹でたノゲシの半分をチャーハンに使い、残りは水にさらしておき、苦味が抜けるか試してみました。
半日以上さらしてみましたが、苦味は抜けませんでした。残念。
ノゲシを炒めて皿に盛り、チリソース味のひき肉炒めと一緒に食べてみました。
うーん、やはり苦味を感じますね。そしてなんだか味気ないです。
別の日にも試食。
ノゲシとシャケフレークに、甘酢といしるをあわせたものです。
甘酢を多めに混ぜたほうはノゲシの苦味が消えました。
ですが、ノゲシの風味も消えてしまいました。
いしるはほんの少しだけ加えて試食。
いしるの香りがほわっとして、美味しいです。
好きな野草ですので、これからも色々な料理に生かしていきたいなと思っています。
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