2016年4月25日月曜日

野草御膳に並べた料理(野草の猪肉巻き、モリーユ猪肉詰め煮)

野草御膳に並べた料理の一部を紹介。

二の重、肉料理です。


右側の野草の猪肉巻きから。

半解凍状態の猪肉を薄くスライスし、肉の上に野草を並べて。
入れたのは、ハルジオン、カキドオシ、赤コゴミ、ノビルの茎。
ノビル以外は軽く茹でてあります。
赤コゴミは軸の部分のみ使用。

ノビルは少し硬くなりはじめていました。
花が咲く時期になると茎の中心部分がとても硬くなって食べづらいです。
今回はそこまで硬くはありませんが、根元部分の食感がよくないものも何本かありました。
なので根元のほうは肉巻きには使わず、モリーユ肉詰めにまわしました。

肉巻きなんて手間のかかる料理を普段あまりしたことがなく。
具材が多いと巻き辛いものなのですね。
できるだけきっちりと巻いて、フライパンに入れてころころ転がしながら焼き、砂糖と醤油で味をつけて、切って完成。

脂身がありませんので食感が硬かったです。
調味料をトロッとさせてまとわりつかせれば食べやすいのですが、お重に詰めますからそれもしませんでしたし。
でもまあ小さく切りましたので大丈夫かなと。


次にモリーユ猪肉詰め。
この時この時に収穫したモリーユ(アミガサタケ)を使いまして、ブラックとイエローの両方が大きさ揃えて入っています。

乾燥保存しておいたモリーユを水につけて戻して。

ふっくらと戻りました。
生のままだともろくてヒダがすぐに壊れてしまいますが、干して戻した後はすっごく丈夫。
指で綺麗にこすり洗いをしてから下茹でし、軸を切り離しました。

猪肉をミンチにします。
ひき肉には脂身があったほうがだんぜん美味しいので、左側についている脂も一緒にミンチしました。
これくらいの少量でしたら、包丁で薄切りにして千切りにして小口切りにして、それからトントンすればOK。
ノビルの根元の硬くなった部分とモリーユの軸も細かく切って猪ひき肉に混ぜ込みました。

モリーユに茶漉しで軽く小麦粉をふって。
こうすれば中の具材がはずれにくくなりますので。

具材をモリーユの中に詰め込みます。
フライパンで焼いて、砂糖や醤油、出汁で煮て味をふくませて完成。

この料理はモリーユの味の良さは引き出せませんが、食感は楽しめるかと。
見た目も楽しいですし。





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