2016年5月14日土曜日

野草好きな友人と近所探索(食べられる野草たくさん、とっても綺麗で美味しい野草料理)

野草料理を作って食べている女性二人と一緒に近所探索しました。
去年はもう少し早い時期にきてモリーユ狩りも楽しみましたが、今年はすでに時期が終わっていますので、いつもとはちょっと違う場所へも行って野草狩りを楽しんできました。

今回は食べられる野草の写真を大量にアップしていきます。

ドクダミの中にフキがあります。
そしてとっても綺麗なヘビイチゴ。
庭のフキはもうだいぶ硬くなってきましたが、これは小さなフキですのでなんだかまだ柔らかそうに見えました。
ヘビイチゴを摘んで食べてみました。
うん、味もそっけもないですね。苦味やエグ味もありませんので、料理の彩りに使うと綺麗でいいかも知れません。


ヒメジョオンとアキノノゲシ。
ハルジオンとヒメジョオン、よく似た野草ですが、葉が茎を抱くかどうかで同定できます。
これは茎を包むような葉ではありませんのでヒメジョオンかと。
アキノノゲシはハルノノゲシやオニノゲシと同じレシピで料理できます。
他のノゲシよりもアキノノゲシのほうが食べやすい味かも知れません。


ホトトギスと三つ葉。
ホトトギスは食べられる野草ですが、実はまだ食べたことがありません。好きな花なんですよ。
野生の三つ葉は市販のものとは大違い。葉が大きくて緑の味がとても濃いです。


ちょっとピンボケですが、スイバの花穂。ムラサキツメクサ。
スイバはこの状態のものではなく春に花茎を伸ばし始めた頃に収穫して食べますが、小さな新葉を生のままサラダに散らしても美味しいですよ。西洋では『ソレル』という名前で野菜として売っています。
庭にスイバとソレル両方を植えていて食べ比べたことがありますが、どちらも美味しかったです。
ただ、シュウ酸を含んでいますので食べすぎ注意です。

ムラサキツメクサはアカツメクサという名前のほうがメジャーだと思います。
食べられないことはないのですが、あまり美味しくありませんでしたので、ここ数年は摘んだことがありません。


わかりづらい写真ですが、ウドです。それからヨモギ。
山菜としてあまりにも有名なウド。蕾も利用できるそうですので今年料理してみます。
ヨモギも説明不要なくらい有名ですよね。


たぶんスミレ。それから、たぶんナガイモ。
これ、たぶんスミレだと思います。ちょっとウィルスにやられてるっぽい?
スミレは種類が多くて私には同定できません。花が咲けばちょっとはわかるかもなのですが。
ヤマノイモ、ナガイモ、オニドコロ、ニガカシュウ、自然界のは葉の形が多様すぎて私には区別がつきづらいです。

ミツバアケビとドクダミ。
家の近所にはアケビがたくさんあります。が、実をつける蔓をまだ見たことがありません。
アケビは違う種類の花粉がつくと実るのだとか。アケビ、ゴヨウアケビ、そしてミツバアケビと色々はえていますけれど、なんで実がつかないのかな。
ドクダミ。だれでも知ってるどくだみ。でも食べた事ある人は少ないドクダミ。そしてなんだか嫌われ者。利用できる野草なのですけれどね。


逆光でわかりづらいですがコウゾの実です。それからフジ。
和紙の原料になるコウゾ。その実は赤くて食べられます。
野草の本には『甘いけれど美味しくない』と書かれていたり。まだ熟していませんので、後日食べてみるのが楽しみです。
フジの蔓も結構ありますが、皆小さくて花が咲かないものが多いです。
近所でフジの花が摘めるところは一ヶ所だけ。摘める場所をもう少し見つけたいです。


シロツメクサとウコギ。
アカツメクサと同じく、シロツメクサもあまり美味しくありませんでした。美味しいレシピプリーズ。
ヒメウコギやヤマウコギなどウコギは何種類かあります。近所のウコギは何ウコギかわかりません。そして香りはありますがエグ味も少し強くてあまり好きではありません。
なのでウコギ飯は別場所から採取して庭に植えた株で作っています。


ゼンマイとキクイモ。
春の山菜として有名なゼンマイ。成長して葉が広がるとこんな感じです。
子供の頃はこの葉でイロハニホヘトやアキストゼネコをしながら下校したものです(わかる人だけわかればよいですw
キクイモを庭で栽培しましたので、この葉がキクイモであることに気づきました。こんなに大量にあるとは!


ヒナタイノコヅチとヤブカラシ(手に持っている野草)。
私の中で美味しくない野草のイメージが強いイノコヅチ。味がなくてゴワゴワした食感がイヤンな感じなのです。
いたるところにはえていますので、美味しいレシピを考えなきゃと思いつつ、はい、その気力が湧き上がってこない状態でございます。
ヤブカラシ美味しい!特徴ある味ですので好き嫌いが分かれると思いますが、私は大好き!
ヤブカラシについてはまとめてあります

ハコベ2種類。
ウシハコベと普通のハコベかな。
ハコベは はこべー!! という緑の濃い味がします。私はそれがちょっと苦手であまり料理してなかったり。


ピンボケですが、カラスノエンドウ。それからクワの実。
カラスノエンドウの新芽は不味くはないのですが、茹でるとほんのちょっとになってしまって。
摘む労力と食べる量が見合わなくて最近は全然摘んでいません。アブラムシも結構つきますし。
鞘も使えますが、大きな鞘は硬くて無理。中のグリーンピースも取り出して集めるの大変。
若い鞘を飾りとして使いましたけれど、自分用には収穫しないかな。

クワの木は結構あるのですが、まだ熟していないものばかり。でもこの木は黒く熟しているものがありましたので食べてみました。
うん、甘味がない。木によって味が違います。


オオバコとアマチャヅル。
オオバコはよく見かける野草ですが、陽あたりがよくて踏みつけられるような場所にはえることが多いため、なんだか美味しそうではない感じの葉になっているものが多いですよね。
でも、半日陰程度の場所で道の端にはえているものはとっても美味しそう。
実際、裏面にごく薄く衣をつけて天ぷらにすると、海苔のような味で結構美味しいのですよ。

アマチャヅル、近所にもはえていました。
4月29日のたけのこ掘りの時に初めて食べてみて、甘味に興味を持ちました。
自宅周辺にもないかなーと探したら、あったー。そのうちアマチャヅル茶作ってみます。


キイチゴを摘んでいるところ。朴の葉。
モミジイチゴかな。黄色い実がついています。
朴の葉、綺麗ですね。これは食べられませんが料理に使えます。


ということで収穫物。

私はいつもで摘めますので今回は摘まず。
参加されたお二人で分けて持って帰りました。


さて、こんな雑草本当に食えるの?と思った人が多いと思いますので、この日のお昼ご飯をドドンとアップ。


今日摘んだものではありませんが、これ、野草料理なんですよ。
まずはおふたかたが作った料理から紹介。


ハマダイコンの鞘と野草生春巻き
ハマダイコンの鞘美味しい!柔らかくて食感も味もGOODです。これ、野菜として売れるレベルの食材だと思う。
生春巻きの花はハマダイコン。クセがなく彩りよくていいですね。


フレンチトースト&アカシアシロップ
ニセアカシアの花を使ったシロップです。フレンチトーストにかけて食べて美味しかったです。
家の近所にはニセアカシアの木がありませんのであこがれます。


ヤブカラシとハルジオンの和え物、ほうれん草のオニグルミ和え、山菜ラザニア。
ヤブカラシと他の野草との組み合わせ料理を初めて食べました。ヤブカラシの持ち味のピリリとした刺激がほんの少し感じられてよいアクセントになっていました。
私も今度他の食材とあわせてみようっと。
オニグルミの殻を割るのが大変だったとのこと。私もやったことがありますのでよくわかります(笑)
山菜ラザニア。洋風の山菜もいいですね。お肉が入ってないのにすっごくうま味がありました。トマトソースなのかな?


玄米のコシアブラ炊き込みご飯とイタドリの惣菜
コシアブラは天ぷらが一番美味しくて他のレシピは少ないですよね。炊き込みご飯もありだわ。
イタドリのこれ!すっごくよかった!トマトとの相性バッチリなのね。来年は私も作ってみたいです。


そして私が作った朴葉寿司。

うーん、時間が経つとフジの花の紫色が少し薄れてしまうのですね。
上の具が端に寄ってしまったものが何個かありました。
包むときに結構無理やりやったからずれちゃったのね。今後気をつけようっと。


緑の中を散策し、美味しい野草料理を食べ、とても充実した一日となりました。
これからは、というかこの日もシーズン的に摘める野草がだいぶ少なくなってきていました。
夏になればもっと減りますが、今度は露草など夏の野草がすくすくと成長しますし、タマゴタケなどのキノコも出てきます。
暑くても外に出れば新しい発見が待っていますので、これからも野草探索を続けていこうと思います。

参加されたかたがた、お疲れ様でした。そして美味しい野草料理をごちそうさまでした(^^)






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