2016年3月30日水曜日

ご近所探索して野草摘み

春が近づくと散歩したくなりますよね。
といっても、登山靴をはいた散歩ですけれど。

探索の目的は、アミガサタケ発生場所を探す事と、春の七草のコオニタビラコがそろそろ開花するでしょうからあるかどうか見つける事、それから植物の生育状況把握です。


二日分の様子を記します。

3月25日。
今日は時間がありますので、ちょっと広範囲を歩くことにしました。

まずはいつも行っている徒歩8分程度の場所から。


広い草原の中でつくしが元気よく伸びていました。
はかまとりが手間ですのでいつもは採らないのですが・・・ベストな状態のものがたくさん出ている&気持ちのよい草原の開放感が重なり、少しだけ収穫しました。


いつも通っている林や公園や草原を抜けて、今まで行ったことがない土地へ向かいました。


初めて行った公園に人懐こいネコがいました。
耳を見たら、あら、さくらねこなのね。


ノラ猫などを去勢・避妊手術をした際に、手術済みの証として耳の一部を切り取るのだと以前ネットで知りました。切った後の耳の形が桜の花びらに似ることから「さくらねこ」と呼ばれるそうです。
実際に見たのは今回が初めて。
このネコはオスネコで去勢済みでした。
元気に生きていけよー



おー、ヤブガラシ発芽!!
都会の公園や街路樹の植え込みなどでもよく目にする野草のヤブガラシ。
太い根を持ち、草部分を引っこ抜いても次々に芽を出して葉を茂らす厄介者の野草です。
でもこれ、私は大好物なんですよ。
ブドウ科のピリピリとしたエグ味がありますが、茹でて水にさらして刻んだヤブガラシをご飯にのせて、かつおぶしと醤油をかけて食べる、これがもう!すっごく好き!

一緒にスギナも写っていますね。
今年もスギナを天ぷらにして一回くらいは食べてみようかな。


こちらは食べ物ではありませんが、ナガミヒナゲシがもう開花していました。通称「ナガミー」。
急速に勢力をのばしている外来植物です。
草丈10センチ程度でも花をつけ種を落とします。
可愛い花なのですが、あまりにも勢いが強すぎますので、私は好きではなかったりします。

フェンスのところに見える羽状の葉っぱはカラスノエンドウ。可食。
右側の細く放射線状に伸びている植物は・・・セイタカアワダチソウなのかな?
セイタカアワダチソウも天ぷらにして食べる人がいるようですね。


イタドリも発芽していました。
芽だし直後の芽や太い茎を収穫して食べます。
酸味があり、生でも食べられますが、タデ科でシュウ酸を含みますので、結石になる恐れがあるといわれている野草です。
私はイタドリで作ったジャムが大好物!
今住んでいる場所の近くで茎の太いイタドリの発生場所をまだ見つけていませんので、見つけて大量に収穫してジャムを仕込み、保存したいなーと思っています。
今見えているイタドリは茎が細いので収穫しません。


で、この日の収穫。


ノビル、フキノトウの茎部分、つくし、カンゾウです。
フキノトウの茎、結構利用できるのですよ。
フキノトウの茎は茹でて冷凍しました。
ほかの野草の料理はまた別に記します。

この日は結構長距離を歩きました。


はい、三万歩を越えましたね。
いつもは家でゆっくりと過ごしていますので、だいたい500~2000歩程度の生活です。
突然こんな長距離を歩きましたが、とても丈夫な体ですので筋肉痛になることもありません。



3月30日。
この日は庭の野草の成長チェックからはじめました。


ウドはまだ芽がでていません。硬い状態ですね。


ゼンマイは芽が伸び始めました。
しかしながら、ご近所でゼンマイが自生しているところは見当たらず。
庭に自生していますが二株だけですので収穫はできません。
株分けして増やしてみようかな。


山椒も芽吹いてきましたね。
こちらは近所にも自生していますので、今年は葉を収穫して山椒味噌や山椒バターなど、また色々作ってみようかな。


庭で野草の成長チェックをした後、今まで行ってなかった近くの林へ行ってみました。


キクラゲがたくさんついている木を二本ほど見つけました。
今はまだ在庫がありますから、使い切ったらここへ収穫にこようかな。

この日、アミガサタケがはえているところを見つけました。
それはまた別のところに記します。


今回はスマホのウォーキングアプリを使い、距離もチェック。
15キロ、5時間歩いたようです。歩数は1万9千歩。

収穫はほんのちょっとだけ。


山椒の新芽を4枚ほどいただいてきて、春の香りを楽しみました。


で、目的の結果ですが、アミカサタケ発生場所は見つけました。
コオニタビラコ、ありませんでした。

2016年3月20日日曜日

トガリアミガサタケ見つけました

フェイスブックのキノコのグループ内を賑わしているアミガサダケ発見!の情報。
いいないいないいなーとながめておりました。

今の時期はトガリアミガサタケなどの黒いアミガサタケ(ブラックモリーユ)がでています。
もう少し後からでてくる茶色系のアミガサダケは去年発生場所を見つけて収穫しましたが、ブラックモリーユがでる場所はまだ見つけておらず。
はい、黒と茶では発生場所が違うのですよ。

ブラックモリーユを見つけた情報の中で一番多いのは、銀杏の木のそば。
なので、自宅からは少し遠いですが、銀杏がたくさんある場所まで歩いていってきました。
道中に銀杏の木が3本ありましたが、残念ながらキノコはなく。
そして、目的地に到着。

最初は街路樹になっているイチョウの木の根元を見て歩いたのですが、まったく見つからず。
ゆっくり歩きながら2時間以上見て周り、あきらめてバスで帰ろうかなとバス停に向かって歩いた道の横の植え込みの中に、


いたーーーー!!!

最初、だれかが捨てた大きなアミガサタケが眼に飛び込んできて。
しゃがんで周りを見回したらありました。


まだ小さいですが、結構でていますね。
落ち葉を見てもわかるように、イチョウの木が周りにあるところです。


ひとつ見つけたら歩き回らずにその場にしゃがんでじっくりと見ると、枯葉の下にあるモリーユも見つけることができました。曲がっちゃってるけど。

発生場所です。


こんな変哲もないごく普通の場所なんですよね。

この近くの別の場所にもはえていました。



三箇所かな?発生場所がありました。

発生場所等の考察は後で書くとして、この日の収穫はこんな感じ。


カンゾウと野蒜はキノコ探しの途中で摘みました。


落ち葉の下にありましたので曲がっていますが、結構大きなものも収穫。
大きくなりすぎて腐る前のものは美味しくないそうです。
これは軸の色も綺麗ですし、不快臭もありませんので、鮮度は大丈夫かと。初心者なので確信は持てませんが。


この日は朝からなにも食べずに動き回り、帰宅したのは午後4時。
もう少ししたら晩ご飯ですが、さすがにお腹がすきました。


収穫したアミガサタケとノビルとカンゾウ、冷やご飯を使ってリゾット作って食べました。

んで、晩ご飯。

アミガサタケとカンゾウの葉の部分を入れたシチュー。



カンゾウの根元をさっと茹でたもの。
今回は茹で具合バッチリ!!
このシャクッシャクッ、モキュッモキュッな食感最高!!



ノビルは葉の部分を生のまま切って、塩もみ大根&水菜と一緒にサラダに。
紫蘇ドレッシングをかけていただきました。



残りのアミガサダケは干しました。


やっぱね、干したほうがうま味が倍増すると思う。



ブラックモリーユがでてくる場所についての情報はたぶん、フェイスブックのとあるキノコグループが一番濃い情報を持っていると思います。
興味あるかたはグループを探して入ってみてくださいな。

で、場所ですが、一番有力なのは銀杏の木の下。私が見つけたのも銀杏の植え込みがある場所でした。

そして、公園など、人の手により造成されたような場所で、土はあまり硬くなく、表面に落ち葉があるようなところ。かな。
でもね、マンホールやトイレの横で見つけたり、コンクリートの隙間からはえてきたりもするようですよ。
実際、はえてたし。


ほんと、こんなところからはえなくてもと思っちゃいましたよ。ええ。

発生する木も、銀杏のほかに桂や山桜、アジサイなどの付近からも発生するらしいです。
木の根元といっても真下ではなく、感覚でいうと80センチくらい離れたところかな、そのあたりから広範囲にかけてでてくる感じ?

陽あたりの良し悪しは関係ないのかな、日陰、陽あたり良好、カラッとした場所、じめっとしたところ、色々な情報があります。

場所は、公園、手入れされてない神社、林道の横、ゴミ捨て場、土手、階段付近など。

どうやらアルカリ性土壌を好むようです。でも、ツツジ(弱酸性を好む植物)のそばでも収穫情報あるんだよなあ。。。

まあ、一番有力な、銀杏の木があって、ガチガチに硬い地面じゃなくて、落ち葉が少し堆積していて、みたいな場所を探すのが手っ取り早いかなと思います。


自宅付近でももう少し捜してみようっと。


2016年3月17日木曜日

カラシ菜パスタ、カラシ菜サンド他&カラシ菜の辛味成分について

カラシ菜でパスタを作ってみました。


卵の黄身と白身を分けて、黄身はクリームチーズと混ぜて水でのばす。
卵の白身をふわっと焼いて取り出し、ベーコンを炒めてパスタ投入。
水でのばした黄身とクリームチーズを入れて混ぜ、火を止めてから刻んだカラシ菜を入れて混ぜてできあがり。

美味しいのですが、カラシ菜の葉は少し固めなので、クリーム系とはちょっと食感が合いませんでした。
やはり和風が合いそうな感じです。
そして、辛味成分が少なかったです。



カラシ菜を漬けるといつも作るカラシ菜サンド。


漬けたカラシ菜を細かく刻んでマヨネーズと和え、食パンにはさむだけ。
バターやマーガリンを使わず、カラシ菜はたっぷり、マヨネーズ少なめなほうが美味しいです。


ご飯にのせて醤油をかけて食べるのももちろん美味しいですよね。


私は醤油よりもいしるをかけたほうが大好き!
使っているのは新甫実商店さんの「いかのいしる」
http://shinbo-minoru.com/ishiru.htm
近所のスーパーなどで別のメーカーのいしるを買ったことがありますが、塩分きついし生臭いしでまったく使えなかったことがあります。
新甫実商店さんのいしるはリピートして使っています。おすすめです。


カラシ菜を摘んでから色々料理しました。
少しネットで調べたところ、辛味成分は「アリルイソチオシアネート」というもので、カラシ菜の細胞が壊れるときに発生するのだとか。そして揮発性が高いようです。
熱が加わると、辛味成分は消えてしまうそうですね。

カラシ菜の辛味成分をだす方法ですが、こちらに四種類の方法がのっていました。
丸果石川中央青果 加賀野菜×二塚からし菜
http://www.maruka-ishikawa.co.jp/kagayasai/karashina.htm

細胞を壊す方法として冷凍するのもよさげですね。
機会があったら今度やってみます。


・下処理で辛味成分を引き出す
・熱をできるだけ加えない
・辛味がでるまで時間がかかる
・切って放置しておくと辛味成分が少なくなる

加熱できないとなると料理方法がだいぶ限られてしまいますが、時期になれば大量に収穫できる食材ですから、なにかよい方法を見つけたいなと思います。




2016年3月16日水曜日

カンゾウ酢味噌添えとキクラゲ料理


今日、ご近所探索をしてきまして、その時にキクラゲとカンゾウを収穫してきました。

さっそく料理して晩ご飯に並べました。


カンゾウは葉と根元を分けて、根元は酢味噌を添えていただきました。
カンゾウ、大好きなんです。
噛んだ時の モキュ モキュ シャク シャク という食感がすごくいいんです。
でも、茹で具合が本当シビアで。。。
今日のは少しゆですぎました。食感はありますが、もう少し歯ごたえがほしかったな。


キクラゲとカンゾウの葉は、豚肉、卵、しめじとあわせて中華炒めに。
キクラゲのコリコリ食感サイコー♪ 
ただ、味付けがちょっと失敗。ネットでザザッと検索してでてきたレシピを参考にしましたが、味が直線的すぎました。
美味しかったトマトと豚肉とキクラゲの炒め物レシピ、どこかに保存してあると思うから探さなきゃ。

ごちそうさまでした。


ご近所探索

家から歩いていけるところに自然が結構残っています。
モリーユを探しがてら、ご近所探索に行ってきました。

林の中を歩きました。


鶯が鳴いています。
今年初めて聞いたなと思ったら、翌日のニュースでウグイスの鳴き声初観測と流れて。
春先は鳴きかたが下手っぴなのですけれど、結構上手に鳴いていました。

こちらは花のウグイス。
ウグイスカグラ(鶯神楽)が咲いていますね。


初夏になると赤い可愛い実をつける木です。可食。
同じスイカズラ科で街の植え込みなどに使われるアベリアによく似た花ですね。
このあたりにはこの木が多いです。
去年は摘まんで食べて終わりでしたが、今年はたくさん集めてジャムかお酒を作ってみようかな。


雨上がりでしたので、タマキクラゲがぷっくりとしていますね。
以前に採って食べたことがあります。食感がぷにぷにしていて面白いのですが、いかんせん味がない。
一回料理して、それ以降は収穫することなく今に至ります。


シュンランが咲いていました。
この花も食用可能ですが、摘むのが申し訳ない気持ちになってしまい、いまだ収穫したことがありません。


家の近所には外来種のセイヨウタンポポではないたんぽぽが自生しています。
細かい種別分けまでは私はできませんけれど。
シロバナタンポポも咲いていました。




アラゲキクラゲかな、でていましたので収穫。
コリコリ食感が好きなのです。

林から抜けて平地へ移動しました。


つくしが美味しそうに顔を出していますね。
カンゾウも採りごろです。カンゾウを少し収穫しました。
同じ場所にコゴミもありますが、硬い表面がようやく動き始めたばかりで、収穫はもう少し後になりそうです。

今回の目的のひとつ、野草山菜の芽吹き確認です。


二枚目はハリギリです。まだ硬いですね。
一枚目もハリギリなのかな?それともタラの芽?
去年、近所にハリギリがはえていることに気づきました。が、すでに遅し。葉が青々と展開していました。
実はまだハリギリを食べたことがありません。憧れの山菜なんです。
数が多くありませんが、今年は一個でも収穫できたら嬉しいな。
後ろの財布はピントあわせのために添えています。フィールド探索用財布ですので汚れてもいいように100均のものを使用しています。

大きな公園に入ります。


去年の秋にこの公園でトリュフを探し回りました。見つかりませんでしたけれど。
春にはアミガサタケもでてきますが、それは茶色いアミガサタケのほう。
今でている黒いアミガサタケはたぶんないと思います。イチョウや山桜がありませんので。


キノコがはえていました。
丈約7センチ。白色にピンクの斑点及び縁が色づく。茎はスポンジ状の中実。匂いは普通の美味しそうなキノコ臭。
種類わかるかた、教えていただけると嬉しいです。

もう一種類、枯れたキノコがありました。


キノコ初心者のわたしにはもちろん種別わかりません。

場所を移動して色々歩きました。


タケノコがもう出始めているのですね。
タケノコ掘りをしている?と間違えられるのもイヤなので、これからは竹がはえているところには近づかないようにしなきゃ。
アケビかな、芽が動いていますね。
今年も新蔓を収穫して食べたいな。


オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)が少しだけ群生しているところがありました。
カキドオシも新芽を伸ばし、つぼみをつけていました。
どちらも食べられます。


リュウキンカかな?綺麗に咲いていました。
バイモもただいま満開です。
とぢらも食べませんよ。特にリュウキンカは毒草の多いキンポウゲ科ですし、バイモも毒草ですので絶対に食べません。


結果としてアミガサタケを見つけることはできませんでしたし、サンショウやハナイカダなどの新芽もまだ動いていませんでした。
次は別場所でアミガサタケを探してみたいと思います。



満開の桜が一本だけありました。
春ですね。