2016年9月5日月曜日

バライチゴ酒を仕込みました。

キノコ狩りに行った時、この赤い実がたくさん実っていました。


バライチゴです。
まずはそのまま食べてみました。
完熟果なら甘味を感じましたが、少し若い実はとても殺風景な味。
んー、他のカジイチゴなどよりも酸味や甘味がちょっとおちるかな?
なので持ち帰ろうとは思わなかったのですけれど、大量にあるあるある。。。

そうだ、酒にしてみよう~

ということで持ち帰り、優しく綺麗に洗い、実を開いて中にムシがいないかチェック。

綺麗な色の実ですね。

そしていつものように瓶や菜箸など使う物を煮沸消毒し、いつものようにホワイトリカーや氷砂糖は適当に仕込んでみました。



今回、氷砂糖の量をいつもよりも少しだけ減らしました。
氷砂糖が多いほうが味の抽出がよいですし、私は甘いほうが好みなのですが、お酒好きさん達は甘いのは好まない感じがして。
自分一人では飲みませんので、他の方々に美味しく飲んで欲しいのですからちょっと減らしてみました。

これからしばらくは一日一回程度瓶を逆さまにしたりして液体を混ぜ、氷砂糖が溶けたら静かなところに保管します。
実を取り出すのはどれくらい置いとけばいいのかな?
まあたぶん、いつものように半年経過後くらいに実をとりだしてみようと思います。

美味しくできますように。





2016年9月4日日曜日

キノコ料理をごちそうになりました(帰宅後自分が作ったのも)

先のブログの続きです。

収穫したキノコ類を使って、キノコ狩りに参加された方々に料理を作っていただきました。


クルミ入り食パンにフォアグラのパテを塗り、玉ねぎソテー、それから、炒めたヤマドリタケモドキがのっています。
そして胡椒とシソをトッピング。



キノコも入ったサラダ。
赤い茎の小松菜をドレッシングで和え、ヤマドリタケモドキはスライス、ガーリックオイルで作ったクルトンものせ、炭火で焼いたパプリカに塩コショウ、バルサミコ酢をかけてあります。




ヤマドリタケモドキのソテー



キノコの他にもお料理いろいろ。

豚肩ロースブロックをフライパンで焼いた後、炭火でも焼き、アルミホイルに包んで余熱で加熱。
ソースは炭火で焼いたパプリカの果肉部分をブレンダーして調味料を加えて。
パプリカソースは野菜など他のものには合いませんでした。なのにお肉にはすっごくぴったりマッチ!
これは真似したいです。


これらの美味しい料理は私が作ったものではありません。
参加されたかたの中に料理がとってもお上手な人がいらして、いろいろ作ってくださいました。
このようなおしゃれな料理をあまり食べた事がありませんし、作った事ももちろんありません。
結構細かく調味料をお使いのようで、勉強のために手伝えばよかったのですが、私は食べることばかりで全然お手伝いをしなかった不埒なヤツでして。。。


叩いたきゅうりにバジルとにんにくを入れたサワークリームであえてシソプラス。


テラスにはBBQセットも登場。

ヤマイグチを焼いています。
味ですが、際立った特徴はまったくありませんでした。
なので逆にどんな味付けにもあうかなと思いました。

ヤマドリタケモドキも焼いています。



今回採れたキノコの中に、モドキではないヤマドリタケがありました。
焼いているときの香りがすごかったです。私は烏賊と貝のにおいに近いかなと感じました。
モドキじゃないほうってこんなにすごいのね。。。



ヤマドリタケモドキの炊き込みご飯。
炭火で焼いたヤマドリタケモドキを使用。
昆布と鰹節のだしとモドキで炊き上げて、すりごまと塩昆布と赤シソをトッピング。
むちゃくちゃうまかった!!



キノコじゃないけど素麺南瓜料理。
三杯酢で食べることが多い野菜ですが、洋風でいただきました。
バジルの葉がのっていますね。


マスタケの天ぷら
しいたけのようなぷりぷりした食感。味もしっかりしていました。
揚げ方もすっごく上手!
塩がかかっていますのでより一層美味しくいただけました。



写真撮ってない料理もありまして、お腹いっぱいごちそうになり、夜遅くまで友人たちと話をして、キノコ狩り初日終了。



二日目の朝食です。
いやもう食材を使いきらないといけませんのでもんのすっごい大量料理になっちゃいました(^^;;;
昨夜ゴージャスな料理を作ってくださったかたは帰りましたので、みんなで色々作り、食べ、残ったものはサンドイッチなどにして平らげました。
それでも食材が余りましたけれど。


キノコ狩りを終え、帰路につく前に袋の中を見たら、虫がたくさんでちゃってました。
たぶんアカヤマドリからでたのだと思います。
外にいるときならばネットに入れて虫を落としながら持ち帰ることもできますが、車ですので車内にでないようにビニール袋の口をしっかりと閉じて帰宅しました。


自宅。持ち帰ったキノコを水につけて虫だし中。


この後、ネットに入れて外へ干しました
・・・が・・・気温が高かったため、キノコが傷んでしまいました orz..


無事なキノコを料理。

ニカワハリタケはトマトスープに入れました。
特徴ある味はしませんので、こういうスープに入れても味の邪魔をしません。
ぷにぷにっとした食感が面白くてよいキノコです。また食べたいな。


アカヤマドリをソテーしてみました。
美味しかった!と言いたいのですが、採ってから日数が経ってしまい酸味が少しでたことと、少し柔らかかったので食感があまり好みではなく。
やはりキノコは鮮度が大切なのですね。もしくは干すなどの下処理をきちんとしないといけないなと思いました。


マスタケは水につけて虫だしの必要がないように思えましたので、そのまま冷凍保存してみました。
そして天ぷらに。
少し根元のほうなので硬かったです。そして酸味を感じました。
うーん、キノコ狩りの時に食べたのはすんごく美味しかったのになあ。。。


美味しかったキノコもあります。

ホコリタケのソテー
ホコリタケを半分に切って、オリーブオイル、塩胡椒、粉末ニンニク、バターでソテーしました。
うん、うまい(^^)♪
食感を例えるならば柔らかい椎茸かな。
夫曰く、風味も椎茸の薄い物みたいだと。
皮付きと皮ナシの両方を試しました。
皮つきのほうは少しコリッとした食感も楽しめますが、皮が少し口の中に残ってしまいます。
ホコリタケ、とっても気に入りました♪



キノコ料理、私は下手です。良さをうまく引き出せてないです。
そしてたぶん、ポルチーニ系のような今まで嗅いだことがない香りを持つキノコが多いせいか、脳内での味の処理がおいついていないように感じています。
でも、いつか上手に料理できるようになりたいな。

ごちそうさまでした。





キノコ狩り(アカヤマドリ、ヤマイグチ、ヤマドリタケモドキ他)

お誘いいただきまして、一泊二日のキノコ狩りに行ってきました。
私の家の近くは標高が低く、モミやマツ林など針葉樹林がありませんので、色々なキノコを見ることができる山のキノコ狩りはとってもワクワクします。
二日間の結果をまとめて記します。場所は記しませんのでご了承ください。


ヤマイグチが結構はえていました。
先日購入したヤマケイのキノコ図鑑と照らし合わせて確認。
柄に黒色の細鱗片があるのが特徴で、管孔は白色系、肉はほとんど変色しない。
うん、ヤマイグチですね。


ヤマイグチに似ているキンチャヤマイグチを探してみたりしました。
キンチャヤマイグチの特徴はヤマイグチに似ていますが、肉を切断した時に淡いワイン色に変色するそうで。
1本だけほんのりと紅色に染まったヤマイグチがありましたのでキンチャヤマイグチだー
と思ったのですが、後日詳しいかたにお聞きしましたら、カサの色がキンチャヤマイグチよりも薄く、基部の青変などから、これはアオネノヤマイグチでしょうとご指摘いただきました。
ネットで画像確認して、なるほど。。。ヤマケイの図鑑にはアオネノヤマイグチの掲載がありませんでしたのでわかりませんでした。
知識の蓄積が必要ですね。


実は今回、キノコ狩りできる場所として結構メジャーなところへ行ったようでして、私達が入山する前にすでに何名ものかたがキノコを採って下山してきました。
見せていただいたら、ショウゲンジやサクラシメジ、タマゴタケ、ホテイシメジ、アブラシメジ、ムラサキフウセンタケ、ハナイグチ、ヤマドリタケ、アカジコウ、アンズタケなど結構色々とありました。コウタケを持っていた人もいらっしゃいました。
めぼしいものは採り尽された後ですので、あまり採られていないヤマイグチが残っていたわけで。

食菌ではなくても気になるものは色々見て、少しでも知識をつけようと写真に収めました。


なんだか見慣れないイグチがありました。
帰宅してから調べて、大きな鱗片、垂生している管孔は色が薄めなので、キノボリイグチなのかな?と思ったのですが、詳しい人にシロヌメリイグチかな?と助言いただきまして、現在、どちらか決めかねている状態です。


とっても綺麗な黄色!!
一枚目と二枚目のキノコは別物だったかも?
ミドリニガイグチなのかな?でも、柄の感じがなんだか違うようにも見えてしまい、よくわかりません。


これ、はえている時や採った時にサクラシメジだと思ったのですよ。
でも、キノコの同定をしてくださるところへ持ち込んで確認していただいたときに、これは食べられないとハネられてしまって。
持ち帰って図鑑やネットで調べ、サクラシメジは白い汁が出るという記述が見当たりませんし、成長した個体なのにヒダにカサの色のような点々がついていませんし、柄の色味もちょっと違う・・・?
白い汁を舐めたかたがいらして、苦いみたいなことをおっしゃっていました。
このキノコ、なんだろう?ベニタケ系なのかな?


倒木からでていました。
なんだか名前がわかりそうなキノコなので持ち帰って調べようと思ったのですが、この時は急いでみんなのところへ戻らなきゃいけなくて採取せず。
帰宅してから調べてみたもののよくわからなくて。
ハナガサタケでは?と教えていただきました。


これは別場所での写真。倒木から発生しています。
柄にも鱗片がありますね。
上と同じハナガサタケの老菌なのか、それともスギタケなのかスギタケモドキなのか、って、すっごい似すぎててぜんぜんわかりません orz..


イグチもわからないものが多くて。

カサを見た時ハナイグチだと思いましたしハナイグチだと教えていただきましたが、柄につばがなく、白い部分もなく、管孔を傷つけるとすぐに茶色く変色しますので、どうしても疑問が残ってしまって。


管孔の色を見てクラヤミイグチかなと思ったのですが、なーんか違う気がします。


これもよくわからず。
以前に近所探索した際にアシベニイグチ、ニセアシベニイグチ、イロガワリ各々の特徴をまとめました。
このキノコの管孔の厚みはある程度あるように見えますが、青変性が弱いです。
もっと写真を撮っておけばよかった。


名前のわかるイグチいきましょ。
アカヤマドリがでていました。

他のキノコは山に登って採取ですが、これはちょっとふもとのほうにありました。
なんだか穴場ちっくなところで、他にもヤマドリタケモドキが大量に残っていました。
周りを画像修正して消しましたのでなんだかヘンな写真でごめんなさい。


ウスタケかフジウスタケかな?


これならわかります。ニカワハリタケ!
見るのは初めてですが、他に似たキノコがありませんのでわかりやすくていいですね(^^)


なんだか可愛かったのでパチリ☆
とっても可愛い色合いの卵♪周りの白やモスグリーンとの調和もかわいい♪
後日、ミヤマタマゴタケかなと教えていただきました。


こんな感じで二日間キノコ観察&収穫を楽しみました。
自宅周辺とは違い、たくさんのキノコを見る事ができました。
誘っていただきまして、本当にありがとうございます。

初日の夜は知り合いのところでキノコパーティ。料理が得意なかたが参加してて、自分では到底作れない凝った料理を食べさせていただきました。
長くなるので料理編は自宅料理と共に次に記しますね。
書きました。こちらです。
http://yasou5656.blogspot.jp/2016/09/blog-post_6.html





2016年9月1日木曜日

近所探索(ヤマドリタケモドキ料理、イロガワリ判別、マヤラン、昆虫、他)

最近、数日に一度くらいの頻度で近所探索しています。
目的はキノコ。
最近ようやく近所にでてくるキノコが少しだけわかり始めてきましたので、来年以降の参考用にデータ取りも兼ねて出向いています。


ヤマドリタケモドキまだでてるかなーと思い、草むらを進んでいったら、茂みから突然複数羽のコジュケイが飛び立ちました。
ほんと、こんなに近くの4メートルくらい先の茂みからですよ。
以前にも近くでガサガサ音と「チョットコーイ」の鳴き声を聴いたりした事がありましたが、6羽くらいまとまって飛び立つ姿を見たのは初めてでした。
飛び立つといってもすぐそばに降りましたけれど。ほんと飛ばない鳥ですねえ。。。


さて、ヤマドリタケモドキ。
ありましたが老菌が多かったです。カサがもう開ききっていますね。


こんなイグチもありました。
最初、先日見たアワタケが成長した姿かな?と思ったのですよ。
でも、それにしては管孔が細かすぎる。

カサと管孔の様子。
管孔を見てわかるように、指で触ったところが強く青変しています。
家の近所はいわゆる雑木林。カサの直径は約8センチ、根元からカサまで高さ約13センチです。

なんというイグチか知りたかったので持ち帰り、調べて、それからインターネットのキノコグループにて質問してみました。
かじってみて苦かったらアシベニイグチと助言いただきまして、持ち帰ったものを少しだけかじって噛んでみました。
苦くありません。そして管孔が離生しています。柄を切ったらすぐに青くなりました。
なのでイロガワリかなという結論になりました。

ニセアシベニイグチ、アシベニイグチ、イロガワリ、どれも管孔が黄色で柄は黄色に赤を帯びていて、しかも青変する。
なんだかわかりづらいです。

覚え書き

管孔が垂生・管孔が短い・柄に網目・基部が膨らむ → ニセアシベニイグチ(ブナ科樹下)

苦い・管孔が離生・柄に網目 → アシベニイグチ(主に針葉樹林)

苦み無し&管孔が離生&強い青変性 → イロガワリ(広葉樹林及び針葉樹林)

こんな感じでいいのかな?
この中でイロガワリのみ食べることができ、他の二つは毒?とのこと。
イロガワリを食べてみたいけれど・・・うーん、もっときちんと覚えてから食べてみることにします。



ちょっとキノコから離れて。
マヤランが咲いていました。
摩耶蘭は去年も見つけていましたが、今回のは別の離れた場所からポツンと単体で出ていました。
去年は10月13日に発生していましたので、ちょっと早いですね。


調べていませんが、この花がたくさん咲いていました。

ちょっとわかりづらいですが、群生しています。
写真には葉が写っていませんが、他の場所のは葉も一緒にありました。
後で調べてみます。
(2016.09.16)
ツイッターでこれはツルボでは?と教えていただきました。花の造りなど合致しますのでツルボで間違いないかと思います。ありがとうございます。


カブトムシのオスとメス。
死骸はたくさん見かけるのですが、生体を近所で見たのは初めてです。
木材チップを大量に積んであるところがありますので、結構たくさんいるのでしょうね。


今年初めてのタマムシ。
もう9月ですから元気がなさそうな感じでした。
無事に子作りできたのかな。お疲れ様でした。


ということで、今日はヤマドリタケモドキを少し持ち帰ってみました。
カサの色が濃かったり薄かったりしていますね。
前回は1本だけ持ち帰って乾燥させましたが、今回は料理目的です。

半分に切って、柄の様子をチェック。
管孔が厚く古くなっているものは取り除きました。
虫食いが酷いものも、味と食感の確認用に1本持ち帰ってきました。

塩水に漬けて虫出ししてから、少し乾かそうかなと思い、干し網に入れて数時間干し、一部を調理して晩ご飯に並べました。
初めての料理ですのでネットで検索をして。水分が残っていると美味しくないらしい?
なのでおおまかに3センチくらいに切ってからフライパンでちょっと焦げるくらいまで乾煎りをして、それからオリーブオイルを入れて、粉末ニンニクと白ワインを足しました。

このキノコうまい!!
味も食感もよいのですね。びっくりしました。
虫くいで中心がなくなった軸部分もコリコリしていて美味しかったです。
なんだこれ、こんなに味がしっかりしたキノコだったのか!

味見用に少しだけソテーしましたが、残りを全部一気に食べるのはもったいないな、残しておきたいな。

ということで、瓶詰め保存してみました。
ソテーしている横で瓶と菜箸を煮沸消毒しています。
この後、瓶を乾かしてソテーキノコを入れ、冷めるときに蓋のペコンッ(脱気)を確認してから冷蔵庫保存。
なんかね、ネット検索して読んでたら常温で傷ませてしまった話がのっていました。なので冷蔵庫保存なんです。オリーブオイルが白濁しますからなんかあんま好きじゃないんですけれどね。


もうちょっと採ってこよっと♪